ドーヴィル競馬観戦の後は、隣町カブールCabourgにある競馬場に行ってきました。
ここはトロット(速足)競馬専用の競馬場です。正面スタンド入り口側に駐車場がありましたが、少し離れた第2コーナー側にある駐車場に止めて、歩いて入り口に向かいました。レースに出走する馬たちを見ながら、競馬場のコースを沿うようにして入り口に向かいます。
昨年はコロナウイルスの影響で無観客開催が続きましたが、今年は衛生パスの提示が義務付けられているとはいえ有観客開催。それを祝して今開催は入場料無料でした!早速入場です。
先日のドーヴィル競馬場とは違って、日本の地方競馬のような感じがプンプンします。むしろこっちの方が居心地がいい!?スタンドの内部に入ってさらに驚き。倉庫のようにだだっ広いスペースに窓口と馬券発売機が何台かあるだけで、なんの飾り気もありません!
地方競馬のような雰囲気なので、味の濃いぃ焼きそばが恋しくなりましたが、残念ながらここはフランス。軽食コーナーに売っているのはアイスとサンドイッチです。それでもこの行列。
以前ヴィシー競馬観戦記でも書きましたが、トロットレースは走ってはダメ(失格)。各馬駆け足で走ります。駆け足といっても近くで見ると結構速くなかなか迫力があります。この日は平日でしたが、夏休み中ということもあり、お客さんも結構いました。最後の直線、ゴール前に歓声が上がります!
レースの合間に場内を散歩。こじんまりした競馬場で、特に何があるわけではありません。パドックらしき場所があり、数頭が周回していました。が、ゼッケンは付いていないし、そもそもパドックにしては頭数が少なすぎます。そしてそれを見る観客はほぼゼロ。なんでしょうか?
パドック横には厩舎らしき建物がありました。レースに向かう馬やジョッキーが準備・片づけをしています。関係者以外は入れないエリアですが、みんな格好がとてもラフです。
パドック側にも飲食コーナーがありました。こちらは座って食事ができるようです。よく見ると勝負服姿のジョッキーと思われるおっちゃんも座って食べています!(ちなみに正面スタンド横にはちょっとしたレストランのようなところもありました。)
お馴染み、子供用バルーン遊具と無料のポニー乗馬、その奥に見える白い門が入場口です。
日が暮れてきて、場内の照明に明かりが灯り始めました。ますます川崎競馬のナイターを思い出します。
トロット競馬は血統も何もわからないので、この日はひたすら誕生日馬券(複勝)を買って楽しみました。ラッキーなことにほとんど毎レース購入した馬が馬券圏内に入ってくれたのでゴール前は興奮!結構楽しめました。
フランスはどこも小洒落た競馬場なのかと思っていましたが、いい意味で期待が裏切られました。雰囲気もお客さんもワイワイ・ガヤガヤの感じで、これはこれで気に入りました。