un café s'il vous plaît フランス生活日記

フランス、リヨン近郊に住むサラリーマンの綴る素人エッセイ

KENSHI YONEZU 2026-2027 WORLD TOUR / GHOST パリ公演決定!

KENSHI YONEZU 2026-2027 WORLD TOUR / GHOST パリ公演決定!

大興奮だった2025年4月のJUNKパリ公演から一年半。GHOSTツアー決定時から今回はワールドツアーが無いのかと待っていましたが、ついに決定!2027年2月26日、会場はAccor Arenaです。

注)JUNKの時の思い出 KENSHI YONEZU 2025 WORLD TOUR / JUNK パリ公演 

一昨年と同じように、会議を早めに切り上げスマホの前にスタンバイ。そして発売12時と同時に接続を試みます。前回と同じように、エリアごとに値段が変わります。ステージに近いCarré Orエリアはなんと一枚166€!ひぇ〜😭中村のユニフォーム買ってる場合ではなかった…というのも、ワールドツアー決定は15日に発表されていたようですが、私が気づいたのは昨日。知っていたらユニフォームは我慢したのに…しばらくはホットケーキで我慢するしかないです。

エリアを指定すると座席が自動で振り当てられました。自分では選べません。気に入らなかったら一回削除してもう一回、という手順を繰り返しますが、こうしているうちにも席は埋まっていくと思われるので賭けです。

無事にチケットゲット出来ました!

会場となるAccor Arenaは約2万人のキャパのようです。横浜アリーナより大きいみたい。会場はこんな感じらしいです。

予定外の出費で私の懐にも一気に冬が来た感じですが、前回同様、きっと素晴らしいライブになるでしょう!ライブは4ヶ月後。今から本当に楽しみです!そして節約生活頑張るぞ。

[現地観戦] リヨンで日本人対決が遂に実現!ヨーロッパリーグ 26-27 Olympique Lyonnais vs. Crystal Palace (15 Oct. 2026)

私が初めてオリンピックリヨンの試合を現地観戦したのは、リヨンに留学していた約20年前のこと。当時のOLは今のPSGのような常勝軍団で、フリーキックの名手ジュニーニョ、若き日のベンゼマ、フランス代表選手であるマルダ、トゥラランなどなど、豪華名プレーヤーが揃っていました。ただもちろんそのメンバーの中に日本人はおらず、日本人の活躍を見るためにリヨン対ルマンの試合を狙って観戦に行き、当時ルマンに所属していた松井大輔選手を心の中で陰ながら応援していました。月日が経ちようやく今年、オリンピックリヨンに最初の日本人選手となる中村選手が加入。そして遂に!リヨンで日本人対決が実現することになりました。20年前から見ていた私にとってはものすごくエモい瞬間です。もちろん迷わず現地観戦に行ってきました!この記念すべき日の思い出を残したいと思います。

リヨンで中村 VS 鎌田の日本時対決を現地観戦!

スタジアムまでのアクセス(26−27シーズン最新情報)

中村選手が加入したことで、今まで以上にオリンピックリヨンの試合を観戦に行く人も多くなるでしょう。役に立つかわかりませんが、一応スタジアムまでのアクセスの最新情報です。まず、無料のシャトルバス・トラムが今シーズンから廃止されました。リヨン中心部からの臨時トラムは今年もありますが、TCLの切符が必要です!また、スタジアム近くにあった無料駐車場(EurexpoとPanettes)も有料になりました。一台あたり12.5ユーロで事前に駐車券の購入が必要です。スタジアムの駐車場は昨年と同じく20ユーロ。こちらも事前購入が必須です。

今年から交通手段が有料になりました。ご注意を。

遠く離れた駐車場でもお金がかかるなら、と今回もスタジアム併設駐車場(20€)を利用しました。フランス人の友人と車でスタジアムへ向かいます。

スタジアム併設の駐車場20€

スタジアム入場前にメガストアへ。定番のマッチーデータオルマフラーももちろん売っています。今日は大奮発して、中村選手のユニフォームを買ってしまいました!

メガストア

チケット

こちらも今年からの変更点です。以前はスクリーンショットとして画像保存したものや、紙に印刷したQRコードで入場ができましたが、今シーズンから、というか前節のレンヌ戦から公式アプリ上でのQRコード表示が義務化されました。これは「ダイナミックQRコード」と呼ばれるものらしく、QRコードが時間によって変化するため、静止画となるスクリーンショットやPDF印刷ではダメとのこと。

ただ、このシステム初導入初戦となった前節のレンヌ戦、めちゃくちゃだったようです。サポーターが一斉にアプリにアクセスするためサーバーが耐えきれなくなり、全然動かなくなってしまったようです。試合開始が刻一刻と迫るも、ほとんどのサポーターが会場に入ることができず、結局チケットコントロールなしでサポーターの入場を認めました。もしこの日スタジアムにいたら、チケットを持っていなくてもスタジアムの中で観戦ができた、ということになりますね。まぁチケット持っていなかったらわざわざスタジアムには行かんか。

前回のレンヌ戦は入場できないサポーターが続出し、めちゃくちゃだったようです・・・

クリスタルパレス戦のこの日は、システム対策も万全に万全を重ねたようですが、一応PDF版のQRコードも認められていました。対策のお陰か、全く問題なく入場できました。

スタジアムへ入場

今回も最前列を確保。左サイドの中村選手がよく見えるようにこの席にしました。62ユーロ。試合前はアップをするパレスの選手を間近で見ることができました。今日は残念ながら冨安選手は怪我で欠場・・・

ブーイングの中アップをするパレスの選手たち

スタメン発表の後、リヨンのアンセム「Le chant des canuts」をタオルマフラーを掲げて大熱唱。今日はお客さんの入りがいまいちなので迫力はないですが、満員のスタジアムで歌うLe chant des canutsは結構感動します!

リヨンのロゴを掲げて大合唱

試合は左サイドを駆け上がる目の前で中村選手の活躍を見ることができました。この日は2アシストと結果も残す大活躍!

左サイドで躍動する中村選手!

アシストを決め、ヌアマ選手とゴールセレブレーションをする中村選手

後半から出場した鎌田選手も目の前に!リヨンファンとしては痛い失点となってしまいましたが、鎌田選手のゴールも見ることができてちょっと満足。パレスサポーターを煽ったり、結構感情を表に出す選手だとは知りませんでした。

ワンフレームに鎌田選手と中村選手(両方よく見えないけど)!

鎌田選手もすぐ近く!

試合は3−2でリヨンの勝利!中村選手、鎌田選手の大活躍が見られて大満足ですが、なによりやっぱりリヨンの勝利が嬉しい。

サポーターと勝利を喜ぶリヨンの選手たち

日本人選手の大活躍、リヨンの勝利はもちろん最高に嬉しかったのですが、それ以上に嬉しかったのが南野選手が靭帯損傷の大怪我からついに復帰して、カンファレンスリーグ第一節の試合にスタメンで復帰したこと。試合の合間にモナコのスタメンメンバーを見た時には1人で泣きそうになるくらい嬉しかったです。

タキがついに戻ってきた・・・おかえりタキ。

スタジアムはガラガラの印象でしたが、一応発表では4万人が入ったようです。ほんと?平日木曜日の18時45分の試合に4万人が集まったのであれば悪くない数字ですが、スタジアムが大きいからか迫力に欠ける雰囲気ではありました。それでも、日本人両選手の大活躍のおかげもあり、今日の観戦も最高の思い出になりました。リヨンのスタジアムには何度も来ていますが、こんなに多くの日本人サポーターを見たのも今回が初めて。改めて中村選手、そしてクリスタルパレスに所属する鎌田選手と冨安選手の人気の高さに驚きました。

楽しかった現地観戦。また来るぞ!

さらばグルパマスタジアム!

おわり

2026年 凱旋門賞観戦記 パリロンシャン競馬場

今年も凱旋門賞をパリロンシャン競馬場で現地観戦してきました。毎年のように参戦してますが、こんなに太陽が照りつけて暑い凱旋門賞は初めてだったかもしれません。当日の思い出を残します。

今年は一眼レフ(素人)を持って凱旋門賞デー!

地下鉄を乗り継ぎ、ロンシャン競馬場へ向かいます。地下鉄10号線でPorte d'Auteuil へ。

地下鉄10号線でPorte d'Auteuilを目指します。

地下鉄の出口を出てすぐ正面に止まっている無料シャトルバスで一路ロンシャンへ!

出口を出てすぐ正面で待つ無料シャトルバスでパリロンシャン競馬場へ!

さぁ今年もやってきました!場内に入ります。

いよいよ入場!

今年も華やかな雰囲気。そして快晴!

今年のコンセプトは Le Festival des Nations。もちろん毎年世界中から出走馬があり、国際色豊かなイベントですが、今年はもっと「国」を全面に押し出していました。サッカーワールドカップやオリンピックみたいな感じでしょうか。各国の国旗はもちろん、ダンスや文化なども紹介していました。

各国のブースではミニフラッグなどを配布。

英国コーナーでいただいたのは薔薇🌹のギモーヴ。なんともおしゃれ。さすがBritish🇬🇧

バラのギモーヴ。食べられます。美味しかった!

本馬場でも凱旋門賞出場馬を「国別」で紹介。騎乗するジョッキーも集まっていました。遠くて見えませんが、武豊騎手もいるようでした!

馬たちの見事なドレッサージュ

お昼は快晴のもとフードトラックでハンバーガー。

フードトラックコーナー

コース前にも各国代表馬を応援するゾーンが。ここでは観戦しなかったのでどんな感じだったか分かりませんが、国別対抗戦のようで盛り上がりそう。

各国の応援ブース?

本当にいい天気。日焼け止めを忘れたのを後悔するほどの強い日差し。

10月なのに夏のように強い日差しでした。

絶好のビール日和、いや競馬日和!

さて、昨年はパドック中心で肝心のレースをゆっくり・しっかり見られなかったので、今年はパドックを捨て最前列でレースを観戦することにしました。といってもゴール板正面でなければずっと居座る必要はなく、場内を散歩してもレースのちょっと前に戻って来れば凱旋門賞を除けばほぼ最前列で観戦できます。この日はクローゼットから10年以上前に購入した一眼レフを引っ張り出してきて、一応準備は万端。使い方はよく分かりませんが、いい天気のおかげで素人にしてはまあまあの写真が撮れました。

今年も1レース目を制したスミヨン騎手とGreen Empress

第1レース。私が応援していたIBELIEVEICANFLY. でもやっぱり私は飛べなかった・・・

第2レース、ゴール前最後の激しい攻防!

4レースのアラビアンワールドカップを制したCデムーロ騎手

いよいよ凱旋門賞。今年は雨は降りません!ターフビジョンに騎乗するジョッキーたちが紹介されています。頑張れ武豊騎手!

周りの日本人グループから大歓声があがっていました。

太陽が照りつける中、いよいよ各馬本馬場入場です。

4レースに続き、頼むぞCデムーロ騎手!頑張れアドマイヤテラ!

今年こそ悲願達成を!

間もなくレーススタートです!

そしてレーススタート!いつものように先手を取るメイショウタバル。そのまま最後の直線へ!がんばれー!そのままー!の声も虚しく馬群に飲まれてしまいます…外から来たのはお馴染みの緑の勝負服ダリズ。連れてダイヤモンドネックレスも上がってきています。って貴女、初の2400メートルでも大丈夫だったの!?そして間には赤い勝負服、ベイシティーローラーが粘っているではありませんか!貴方、雨が降らないと厳しいって言ってたじゃない!また今年も当たらなかった…

ダリズが先頭!追うダイヤモンドネックレス!

レースを終えた各馬、場内からの大きな拍手に迎えられて帰ってきました。私もシャッターを切りながら心の中で全馬に大きな拍手を送りました。テラもタバルもみんな頑張った。

頑張ったメイショウタバルと武豊騎手に大きな拍手を送りました。

ダリズは2連覇達成。誰かが「クロワデュノールはこの馬に勝ってるのに」って言ってましたが、ほんとその通り。世界はもうすぐそこまで来ていると思う一方で、今日のレースを見るとまだまだ壁は厚く高いようにも感じます。

2連覇のダリズ。強い。

帰りの電車があるので今年もこれで帰宅。また来年。そして、来年こそ当てたい。

さらば、パリロンシャン競馬場

さよなら、パリロンシャン競馬場

無料シャトルバスでPorte Maillotまで行き、せっかくなのでちょっと歩きました。やっぱりこれを見ないと。

帰宅する前に凱旋門に寄り道。

快晴に恵まれ、最高のビールを味わいながらのなんとも贅沢な凱旋門賞観戦となりました。今年は地響きを立てて駆ける馬たちを間近で観戦することができ、「やっぱりこれが現地観戦の醍醐味!」と思い出させてくれる競馬観戦の日となりました。来年はどんなドラマが生まれるのか?またワクワクする一年が今日から始まります。

 

おわり

2026年凱旋門賞 オンライン版Paris Turfを使ってレース展望する!

いよいよ5日後に迫ってきた2026年の凱旋門賞!今年も現地観戦予定です。事前に買ったチケットもダウンロードできました。今年は国旗をバックにした名ジョッキー達がポスターのようで、もちろん武豊ジョッキーもいます!

今年こそ、馬券を的中させるため、まずはネット上にあるParis Turfの記事などで予想を始めます。

まもなく!2026年凱旋門賞!

まずは気になるお天気。フランスは猛暑の影響で9月末だというのに30度近い天気が続いています。まとまった雨はほとんど降っておらず、ようやく今週になって雨が各地で降り始めた、という感じです。ただパリは水曜日に雨マークがあるだけでそのほかはずっと晴れ。今年は結構軽い馬場になるのでは?

今年は記録的な猛暑が続き、雨も少ないです。

26日の発表では、当日はペネトロメーター3.2〜3.3の稍重(Bon souple)になるのでは、という予想でした。ただ、予想よりも実際の雨量は少なくなる可能性もあり、もしかしたらもっと軽い馬場になるかもしれません。重馬場巧者のメイショウタバルにとってこれは凶と出るか吉と出るか。

26日の記事では当日は稍重になるのでは、とのこと。

日本馬の情報もParis Turfに出ています。アドマイヤテラの可愛い顔写真と一緒に記事になっています。アドマイヤテラは、天皇賞・春で昨年凱旋門賞に挑戦したクロワデュノールの2着だったことが書かれています。メイショウタバルの調教師の名前が石橋ミツルになっているところが、まだまだ日本馬がしっかり警戒されていない証拠でしょうか?

日本馬二頭を紹介する記事

フォア賞など凱旋門賞の前哨戦が終わった翌日9月7日の記事ですが、この時点で本命はやっぱりダリズ。前哨戦フォア賞を危なげなく勝ったので本命も納得です。3歳限定ですが、凱旋門賞と同じロンシャン2400メートルのGIパリ大賞典の勝ち馬であるモルティーズクロスがどうやら2番人気予想です。

本命はやっぱりダリズ

予想の参考になる記事発見!ベイシティーローラー陣営は『早い馬場ならダリズには敵わないけど、雨が降ったら違う動物になる!』と雨が降ったらかなり強気な姿勢です。逆に馬場が軽くなったら消しかも。

ベイシティーローラーは雨待ち!

日本馬の調教も順調のようで、アドマイヤテラは今日もCデムーロ騎手を背に調教。1600メートルを走ったようです。

日本馬は今日もシャンティイ競馬場で調教。

さて、第二回登録馬とブックメーカーの予想オッズです。ダリズが抜けた一番人気。モルティーズクロス、カルパナと続くようです。日本馬2頭は伏兵扱いです。

第二回登録馬と予想オッズ

ベルメイユ賞を制したフレンドリーソウルが、目指していたオペラ賞ではなく凱旋門賞に追加登録をしたようです。管理するのはエネイブルとゴールデンホーンで凱旋門賞を制したゴスデン調教師。これは臭うぞ・・・

フレンドリーソウルがオペラ賞を蹴って追加登録。

名門オブライエン調教師は3頭出し。

名門オブライエン調教師は3頭を出走させる予定です。

ダイヤモンドネックレスは前走ドーヴィルで敗戦したのが気がかりですが、師曰く

『前走は馬場がちょっと柔らかすぎたのと、勝った馬(アヴァンチュール)が絶好調すぎた。出走間隔が短かったのもよくなかった。今の彼女の調子にはとても満足しているし、今週最後の調教をするつもりだ。』

と前走の敗因はしっかり分析しているよう。そして『初の2400メートルは良馬場で走らせたい』と。雨が降らなければ買いか?

ベンベヌートチェッリーニについても、前走(ニエル賞5着)の敗戦は馬が軽い感染症にかかっていたこと、また超スローペースになりリズムよく走れなかったことを挙げています。ペースが上がりリズムよく走れる凱旋門賞ではキングジョージ(3着)のような走りができるのでは、と語っていました。

昨年の2着馬のミニーホークは今年はGIではまだ勝ちを挙げることができていません。それは『足の状態が思わしくなかった』とのこと。ただ、『凱旋門賞にピークを持ってくるために逆算して仕上げてきている』らしく、これが本当なら軽視できない存在になります。

昨年パドックで見たダイヤモンドネックレス(2025年 Prix Marcel Boussac)

アローイーグルに騎乗するメンディザバル騎手のインタビューもありました。昨年、ものすごい伸びを最後の直線で見せ、6着に食い込んだ実績馬ですが、『馬場が柔らかくなればなるほどこの馬には良い、絶対に。』と雨乞いモードです。

 

うーん、考えれば考えるだけ分からなくなる。確かなのは今年も強敵揃いだということ。日本馬二頭にとっても簡単に倒せそうな相手ではありません。でもこれこそが世界最高峰レースの凱旋門賞。名馬たちが世界の頂点を目指す最高のレースを現地で観戦するのが今から楽しみで仕方ありません。今年も楽しむぞ!そして、当てるぞ!

 

参考文献

Prix de l'Arc de Triomphe : actualités, partants et pronostics | ParisTurf

 

㊗️ 中村敬斗 オリンピックリヨン移籍決定 🎉

㊗️ 中村敬斗 オリンピックリヨン移籍決定 🎉

 

我がオリンピックリヨンに日本代表である中村選手が移籍してきました。リヨンにとってもクラブ初の日本人となる記念すべき移籍です。長年応援してきたリヨンにこんな素晴らしい選手が移籍してきてくれるなんて!本当に嬉しいです!

中村敬斗選手 オリンピックリヨン加入決定!

移籍が正式に決まり、今は喜び一杯ですが移籍ウインドウ最終日の昨日はまさにジェットコースターのような心境でした。というのも、報道にあったように一筋縄では行かない移籍だったからです。移籍が正式に決まったのは移籍ウインドウが終了した翌日の9月2日。中村選手は通常の移籍のフローではなく、フランスリーグ特有の措置である「ジョーカー制度」を利用した少し変則的な移籍となりました。その経緯を、私がフォローしていたフランスのサッカーサイトFoot Mercatoの記事を中心に振り返ります。

 

まず中村選手の移籍が一筋縄では行かなかった元凶は、結果的にリヨンからプレミアリーグのサンダーランドに移籍したベルギー代表のマリック・フォファナ選手です。昨シーズンこそ怪我で大きな活躍はできませんでしたが、持ち前のスピードと爆発力でチームに欠かせないウインガーの地位と人気を確立した選手です。中村選手はこのフォファナ選手の「後釜」としての位置付けでした。

ドタバタ劇の元凶、フォファナ選手

リヨンの中心選手であるフォファナ選手の移籍は、単に彼のステップアップのためだけではありません。昨年リーグ2降格の危機にも陥っていたように、リヨンの財政難は今も続いています。健全な財政確保のために、リヨンは今夏の移籍で5000万ユーロの財源を確保する必要があったようです。鍵を握ったフォファナ選手の移籍ですが、最終日までもつれ込んだ一つの理由がチャンピオンズリーグ(CL)です。CLに進出が決まれば放映権などで大きな資金を得ることができ、中心選手を売却しなくても良かったわけです。結局、8月26日のプレーオフでトルコのフェネルバフチェに敗退したことにより、中心選手の売却、資金確保が急務になったわけです。

テレビで観戦したリヨン対フェネルバフチェ。勝っていればCLでした。

CL敗退が決まり、リヨンとしてはフォファナ選手の売却が避けられない状況になりました。そこで白羽の矢が立ったのが中村選手でした。Foot Mercatoで初めてリヨンが中村選手を追っているというニュースが出たのが8月30日。翌々日の9月1日には口頭合意、メディカルチェックも予定済みと話はトントン拍子で進み、移籍はもう目前という所まで来ていました。

中村選手のリヨン加入がほぼ決定的であることを伝える記事

あとはフォファナ選手の移籍正式決定を待つだけ、という状況でしたが、彼がなかなか決断しません。もちろん彼だけの意思ではないと思いますが、とにかく話が二転三転しました。

移籍最終日の9月1日朝、サンダーランドと口頭合意というニュースが出ました。このまま順調に決まるかと思いきや、『ちょっと待った!』の声がクリスタルパレスから掛かります。そう、パレスの新監督は元リヨン監督のPierre Sage。最下位からチームを救った救世主で、フォファナ選手はその時のチームメンバーです。そんなチームから声が掛かったら心も揺らぐでしょう。午後には「パレスと合意!」というニュースが出たのでした。どっちに転ぶのか全く分からず、

『フォファナの前にはプライベートジェット2機が待機』

という見出しでニュースが出ます。夕方には、サンダーランドが交渉を優位にする条件を再度提示した、ということで移籍の行方は全くわからないものになりました。

決められないフォファナ選手。サンダーランドか、パレスか!?

これで困ったのが中村選手。彼が正式に移籍してくれない限りリヨンに来ることができません。プレミアリーグの移籍期限は深夜12時ですが、フランスリーグの移籍期限は19時59分。結局フォファナ選手が移籍を決められず、中村選手にGoサインが出せぬまま期限が過ぎてしまいました。

中村選手のリヨン加入も危機に!

結果的にフォファナ選手は最後の最後でサンダーランドを選び、リヨンに3500万ユーロをもたらしてくれますが、時すでに遅し。彼の「犠牲」となった中村選手は「ジョーカー」としてリヨンに加入することになったのです。調べてみたのですが、このジョーカー制度は、フランス国内移籍のみ、移籍ウインドウ外で一回だけ使える救済措置とのこと。ほんと、この制度があって良かった・・・

「ジョーカー制度」を使ってリヨンへの移籍が決まった中村選手

FootMercatoサイトのコメント欄では中村選手の加入を喜ぶコメントもたくさんありました。「移籍金がちょっと高すぎる」というコメントもありましたが、「素晴らしい補強!」「いや、むしろ安いくらいだ!」と日本代表の加入に期待を寄せるOLサポーターの書き込みも多く見られました。

 

最初の報道が出てから正式発表が出るまで、とにかく色々ありました。サッカーの移籍は直前で話が大きく変わることが多々ありますが、結果的に最初の報道通りリヨンへの移籍が決まって本当に良かったです。YoutubeのOL公式チャンネルでは早速インタビューもアップされていました。

 

モナコの南野選手、先日リールに電撃移籍が決まった上田綺世選手、ルアーヴルの瀬古選手、中村選手、水田選手に続き、リーグアンでは6人目の日本人選手です。動画の中でも話しているように、これを機に多くの人がリーグアン、そしてオリンピックリヨンの試合を観戦することになるでしょう。日本人対決も本当に楽しみです。絶対見にいくぞ。

ALLEZ KEITO!!

 

オリンピックリヨン試合観戦記など👇

オリンピックリヨン スタジアム観戦記

ヨーロッパリーグ 24-25 準々決勝 Olympique Lyonnais vs. Manchester United (10 April 2025)

2023-2024 フランスサッカー リーグアン Lyon vs. Brest

 

『日本のペレ』ことキングカズをフランス人の友人と追ったある夏の思い出 2026天皇杯2回戦 横浜Fマリノス vs. 福島ユナイテッド

夏休み。一時帰国して久しぶりの日本を満喫しています。お寿司、焼肉、そば、ラーメン…やっぱり日本食は世界一ですね。

そんな中、たまたま一緒のタイミングで日本を旅行しに来たフランス人の友人が

「日本のサッカーを見てみたい!」

ということで日程的にドンビシャだった天皇杯を観戦してきました。対戦カードは横浜Fマリノス 対 福島ユナイテッド。前の試合で59歳ながら2得点を挙げたキングカズは海を超えたフランスでもニュースになっていて、友人も生きる伝説カズが見れると大興奮。「日本のペレを見るぞ!」と楽しみにしてくれていました。

キングカズはフランスでもニュースになる。やっぱりキング。

私自身にとってもカズはもちろん特別な存在です。Jリーグが開幕し、チケットが全然手に入らないほどサッカーが盛り上がっていた当時の話題の中心はカズでしたし、小学生の時はサッカーをやれば必ず誰かがカズダンスをしていました。フランスW杯の代表メンバー落選にショックを受けたサポーターの1人でもありました。

海外のクラブを渡り歩き、京都、神戸と日本で活躍した後に私の地元に近い横浜FCに移籍してきたときは大興奮でした。彼を神と崇拝しているのかと思うほどのカズファンの友人がいて、彼と一緒に何度か横浜FCの練習にも足を運びました。その時の写真は一枚しか残っていませんが、カズから直接頂いたサインは20年経った今でも大事に持っています。

横浜FC在籍時にカズから直接頂いた直筆サイン

カズを見に三ツ沢競技場にも何度か行きました。確か横浜FCに来て最初のゴールを挙げ、カズダンスを披露した試合も現地観戦していました。この日のマリノス 対 福島ユナイテッドの現地観戦は、私の「第二次カズブーム」時以来です。

日産スタジアムで現地観戦

サッカーのことはよく分かりませんが、前半いいプレーを見せて主導権を握っていたのは格下の福島でした。特に中盤の選手たちが素晴らしかったです。ボールロストを全くせず、キープして上手く前線にパスを供給していました。友人も「スペインみたいなサッカーをしてる」と舌を巻いていました。

格上相手に一歩も譲らない福島ユナイテッドにあっぱれ

平日、そしてまだまだ序盤の天皇杯2回戦ということで、スタジアムはすっからかん。たった7000人しか入りません。それでもマリノスサポーターの応援は盛り上がっていて、ゴール裏のエリアだけは熱気に満ちた現地観戦ができました。お目当てのカズはいつ出るのかと期待して見ていましたが、今日は残念ながら出番は無し。私も友人もガッカリ。友人は初めての日本サッカー、しかもW杯決勝の舞台にもなった日産スタジアムでの観戦にとても満足してくれていましたが、カズだけ見られなかった、と帰り道何度も言っていました。

盛り上がるマリノスサポーター

フランス人サッカーファンのこの日の中心は間違いなく「カズ」でした。それは単に彼がカズしか知らないからではなく、59歳でも常に上を目指すカズの姿勢に感銘を受けたからです。北中米W杯でも活躍したクリスティアーノ・ロナウドやメッシといったベテラン選手よりもさらに年上。もちろんサッカーのレベルは違えど、自分自身と真摯に向き合い、弛まぬ努力を続ける姿が彼をはじめ、フランス人サッカーファンの胸を打っているのです。フランスW杯の代表メンバーから落選した時のカズの名言

『日本代表の誇り、魂みたいなものはフランスに置いてきた』

カズの言った意味とは違いますが、数十年経った今でもカズの魂と情熱は遠く離れたフランスで間違いなく生き続けています。

2026年夏休み一人旅 マンチェスターのパブで至極のペールビールを飲む編

2026年夏休み一人旅 in Manchester and  Liverpool 

最終日はオールドトラッフォードを見学した後、フライトまで再度マンチェスターを散歩しました。ちょっとだけですが、思い出。

トラムで市内まで戻り、工事中の市庁舎を見学。ミニビッグベンみたい。

昨日はビールが飲めなかったので今日は絶対に飲みたい!ともはやアル中のように良さげなPUBを探します。そしてたまたま通ったここに。

店名のビアハウスを信じて入店しましたが、生ビールがたくさんあるお店で大正解でした。ビールタップがこんなに並ぶってだけで嬉しい。今回もお店の人に聞いて地元マンチェスターのビールを注文。SONOMAという名前でした。

私の好きなIPAに似て苦味の中に爽やかさもあり、とても美味しかった!しかも平日昼間のハッピアワーで4ポンド!安い!もう一杯飲みたいですが出発前にベロベロになったら大変なので一杯で切り上げました。

中心地をちょっとだけ散策。有名なClassic Football Shirtにも入店。昔の、しかも有名選手のってめちゃくちゃ高いんですね…定価を軽く超えていてびっくりしました。

一昨日は土曜日の夜ということでめちゃくちゃガヤガヤしていましたが、今日は平日月曜の午後。一昨日とは違った雰囲気でした。レトロなタクシーや二階建てバスはイギリスに来た!って気分にさせてくれます。こういう分かりやすいアイデンティティがあるっていいね。

もっともっと色々巡りたいですが、フライトの時間なので、マンチェスターを後にします。空港のように大きいピカデリー駅から電車で空港へ。

最後の最後にマンチェスター空港でもう一杯。空港の中なのにたくさんの品揃えでした。最後に注文したビールもマンチェスターの醸造所Joseph Holtのものでした。美味しかったです。 

今回もたくさんの思い出ができた旅になりました。タキのプレーが見られなかった事だけが残念でしたが、遠藤選手が間近で見られました。サッカー三昧、そしてビール三昧。夏休みとしては最高の三日間でした。また最高の思い出を作りに旅に出たいです。そのためにも仕事頑張るぞ!

ありがとうマンチェスター、そしてリヴァプール!

 

完