フランス競馬観戦記 ドーヴィル競馬場(2021年ジャックルマロワ賞)

2021年8月15日、フランスのドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞を現地観戦してきました!

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ドーヴィル競馬場観戦

バカンスの日曜日。ドーヴィル市街の渋滞に巻き込まれながら、ストラスビュルジェ通りに入り口がある競馬場の駐車場へなんとか到着。G1ということもあり、駐車場は入場券と一緒に事前にインターネットで予約をしておきました。入り口で印刷したチケットを見せて入場。第1レースのスタートが約14時のところに12時くらいに到着したので大きな混雑なく入場できましたが、すでに多数のお客さんがいました。

フランスでは、競馬場を含むスポーツイベント、美術館、カフェ、レストランなどでパスサニテール(ワクチン証明もしくは陰性証明)が必要です。入り口でチケットと一緒にこのパスのチェックを全員にするため、入場を待つ人の列がすでに長くなっていました。

注)ちなみに私が到着した時間では当日券の販売もしていました。チケットの値段はインターネットでの事前予約の方が安いようです(事前予約で5€)。

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入場を待つ人、人・・・パスサニテール(ワクチン証明等)が必要です。

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駐車場。まだ第1レーススタート2時間前ですが、結構停まっています。

レース開始からだいぶ早く到着してしまいましたが、子供用遊具やポニーの体験乗馬があり、子供を連れた方でも退屈することなく時間を潰せそうです。場内にある軽食コーナーでフランクフルト2本とポテトのセットを購入。確か7ユーロだったと思います。場内にしては割と良心的な価格という印象。軽食コーナーだけではなくもちろんレストランもありますが、私には敷居が高すぎるのでここでの情報はありません!

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子供用遊具

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スナックコーナー。ビールも買えます!

正面スタンドです。一部の関係者席(もしくは有料席?)を除いて自由席無料です。日本の競馬場のように新聞などで場所取りする人は全くいません。パドックを見て、馬券を買ってからでもレースは座って観戦できました。

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スタンド。1レースまでは時間があるため、まだお客さんも少ないです。

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スタンドからの眺め。直線1600メートルのスタート地点は遥か彼方。

パドックです。リゾート地の競馬場というだけあって、緑が多く、開放的でとても気持ちがいいパドックです。ドリンクを飲みながら椅子に座って予想をするマダムとムッシュー。素敵です。

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パドック

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第二レース。パドックを周回する各馬。

フランスの競馬場はどこもそうですが、スタンドもスタンド内もそんなに大きくありません(東京競馬場が異常なのかも?)。こじんまりとした場内に有人の窓口と、自動券売機が数台あります。どこの競馬場もそうですが、レース発走が近づくととても混雑します。時間に余裕を持って馬券の購入をオススメします!

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パドック側から見た正面スタンド

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場内の様子。有人窓口のほかに、お馴染みの自動馬券発売機があります。

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場内の様子2。こちらにはバーカウンターがあります。

さて、いよいよメインのジャックルマロワ賞のスタートが近づいてきました!あいにく天気はどんよりしてきてしまいましたが、大本命のパレスピアの登場にパドックの雰囲気も(気のせいか)盛り上がってきました!

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パレスピアとデットーリ騎手

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3番 Order of Australia

レースはスタンド席から観戦。直線1600メートルのスタート地点は見えません!スクリーンで状況を見守り、最後のゴール前の激しい攻防は目の前で観戦。結果はパレスピアの歴史的連覇達成となりました。今回は7頭立てと小頭数だったので、状況も把握しやすかったですが、あれ・・6番は買っていない・・・馬券は今日もハズレです。

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ゴール前の激しい攻防!

レースを終えた各馬が引き上げて来る場所へ急いで移動しましたが、既にすごい人でした。大歓声に迎えられ、パレスピアが戻ってきました。お馴染みのデットーリジャンプもちょっと遠かったですが見れました。

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デットーリ騎手のフライングディスマウント!

夏のバカンス、リゾート地、そして国際G1ということで場内はイギリス人など外国人も多く、とてもインターナショナルな雰囲気でした。華やかで優雅な競馬場ということはパリのそれと同じですが、リゾート地ということもあってか、みんな開放的に自由に競馬を楽しんでいる印象でした。カモメの鳴き声を聞き、潮風に吹かれながら競馬を優雅に楽しむ・・・馬券が当たらなくても最高に楽しい一日でした。