ツールドフランス(女子)観戦記

ツールドフランス(女子)現地観戦してきました!

自転車ロードレースは日本ではあまり馴染みが無く私も全く知らないのですが、この時期になると同僚の話題はツールドフランス一色になる程フランスでは大人気イベント。もちろん朝のラジオでも前日の結果を紹介するのがこの時期のお決まりです。男子はリヨンの近くブールカンブレスにも来たのですが、都合が合わず観戦できませんでした。なので女子のレースを見に、リヨンから車で約2時間のクレルモンフェランにまたまた遠征してきました!

クレルモンでツールドフランス女子を観戦!

クレルモンフェランは7月上旬に男子のレースも開催されていたこともあり、街はツールドフランス一色という感じでした。至る所にロゴやユニフォームをモチーフにした旗が飾られていました。旧市街を散歩しながら、ファンゾーンがあるという街の中心地 Place de Jaudeを目指します。

旧市街から眺めるPuy de dome

ファンゾーンが開く少し前に到着しましたが、すでに沢山の人です。ここでは色々な体験やゲームをして、スポンサーのロゴが入った帽子やTシャツなどが無料で貰えます。それを目当てに子供からおじいちゃんおばあちゃんまで多くの人で賑わっていました。私もお馴染みE.LeclercのTシャツやキーホルダー、ポストカードなどもらいました。

ファンゾーンのステージで踊るマスコット

ゲームに並ぶ人の列がどんどん長くなってきたので、ファンゾーンを後にします。ステージでは出場選手の紹介がされていました。紹介を終えたチームがスタートまでオィーミングアップを(?)を始めていました。

チームごとに出場選手紹介

スタートに向けて準備を始める選手達

さて、どこで見るか迷ったのですが、スタート地点はもの凄い人だろうと思い、ちょっと離れたところでゆっくり見ることに決めました。以前ラグビー観戦に来たスタジアムの方に車を停めていたので、一度そこまで戻ることにしました。自転車を積んだチームカーなど珍しいものを見ながらちょっと散歩です。

当然ですが、市内は至る所で車両規制がされていました。私のように車で行く場合は少し離れたところに駐車して徒歩で向かうのがいいと思います。

 

スタート地点と思われるところ

さて、以前来たラグビー場の近くまで戻ってきました。ここまで離れると沿道の観客もまばら。遮る視界もなく、ゆっくり見えます。一般車両の通行が禁止された道路をまずはパトカーや報道車が走ります。そしていよいよ選手達が見えてきました!・・ん?ものすごい人数だ!

大集団が来ました!

観戦をしに行くのに何も調べずに行ったので、出場選手の多さにびっくりしました。こんな集団でよくぶつからずに走れるなぁ・・・。大集団が数十秒で走り抜け、観戦終了。

と、これだけだったら寂しいのですが、今日はクレルモンにまた戻ってくるコースです。駐車場でランチを取り休憩、スマホでレースの状況を確認。そして再度中心地に戻ります。今度はゴール近くで観戦しようと思い、地図を見ながら向かいました、選手到着予定時刻の一時間前くらいに着いたので、沿道はまだまだスペースがありました。

選手の到着の前にやってくるのがCaravan、スポンサーの宣伝カーです。スポンサーがTシャツやエコバック、帽子など観客にばら撒きます。沿道のファンはみんな必死で声と手をあげ、アピールします。

Caravaneのお姉さんに向かってアピール!

面白いのは警察が観客を煽って盛り上げていたこと。パトカーのサイレンも合わせて鳴らして盛り上がっていました。

パトカーも盛り上げ役に!

さていよいよ120キロを走り切った選手達が帰ってきます!ここの大通り、ちょっとした坂になっていて、選手にとっては最後にまた辛い難所になりそうです。でも先頭の選手は十分なリードがあり、大歓声の中、笑顔も見せる余裕のゴールです。

先頭の選手、残り100メートル!

約40秒遅れて2位以下の選手がどんどん帰ってきました。少しでもタイムを縮めるため、歯を食いしばって必死に坂を登る選手達。カッコいい!

がんばれ!と声が出ます。がんばれ!

ちょっと時間が空いたので大通りの1番下まで移動。こう見ると結構登っているように見えます。最後の選手達はトップから約20分ほど離されていましたが、まだ沿道にいる観客から大きな拍手で迎えられました。

最後の選手も到着。お疲れ様でした。

最後に。離れた駐車場までてくてく歩いていると自転車を載せたレースカーや関係車両がどんどん帰っていっていました。そしてなんと何名かの選手も普通に自転車で走っていました。(写真には警察車両も写っていますが、警察も帰っているだけで護衛していません。)120キロも走って、ホテルまで自転車で帰るの?それとも部活でやらされていたような罰走?(のわけないか。)

レースを終えた選手が普通に走って帰っていました。

朝から一日中楽しんだツールドフランス。選手の必死な表情が間近で見れ、Tシャツや帽子などグッズも貰えて大満足。しかも全部無料!これは楽しい!・・というのは何も知らない素人の感想なのでしょう。自転車レースはマラソンのような個人競技に見えて、実はエースを勝たせるためにチームが緻密な戦術を立てて戦う団体競技で、そのチームごと選手ごとの駆け引きがとても面白い(らしい・・・。)そういうのが分かればより一層楽しめるのではと思いました。次にレースを生で見れるのはいつになるかわかりませんが、フランス全土で盛り上がるこのツールドフランスに自分も一緒に熱狂できるようにちょっとずつ勉強しようと思います。