パリサンジェルマン (PSG) 観戦記 2022年3月

チャンピオンズリーグの決勝トーナメントが始まるこの時期になると毎年のように同じような議論が起こるPSG。強豪相手でも1stレグは勝利をするのに2ndレグでまさかの大逆転負けという、同じ録画試合を毎年見ているのか思ってしまうくらいなかなか勝ち上がれません。そんな不甲斐ないレアル戦の直後とあって、日本のサッカーサイトでも話題になったPSGの試合を観戦してきました!本日はそのレポートです!

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PSG 現地生観戦!

チケット購入

観戦を決めたのは試合の1週間前(レアルに負ける前)。たまたま都合がついたのでチケットを見てみました。チケットは直前になってしまってもPSG公式の転売サイト、Ticketplaceで購入することができます。公式サイトからチケットへ。 

www.psg.fr 

初めて利用したのでどのように値段がつけられているのかよく分かりません。同じブロックでも席によって値段が大きく違うこともありました。よく分からないまま、お財布と相談しながら良さそうな席を選びました。果たして定価からいくら上乗せされているのか?そんな疑問を抱きながらもクリックを進めて購入へ。なんと手数料として18パーセント分更に取られてしまうようです・・・仕方ないです。

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ブロック、席を指定して購入に進みます。

PSG公式ショップでグッズ購入

前日にグッズ購入をしようとシャンゼリゼにある公式ショップに行ってみました。凱旋門の近くです。お店の前には十人ほどの行列が。店内も外国人のお客さんが多い印象がありました。ちなみにスタジアム横にも小さいお店がありました。Mega storeもあるようでしたが試合当日の日曜日は閉まっていると言われました。

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シャンゼリゼ通りあるPSG公式ショップ

スタジアムへのアクセス

地下鉄9号線のPorte de Saint-Cloud駅か10号線のPorte d'Auteuilが最寄駅とのこと。行きは10号線に乗って向かいました。前に来たオートゥイユ競馬場と同じ駅です。地下鉄を降り、スタジアム Parc des princesの看板を目印に進んでいきます。外に出ても看板があり、迷うことはありません。そして何よりもPSGのユニフォームを着たサポーターらしき人の後に付いていけば迷わずたどりつきます。駅から約10分くらいでしょうか?スタジアムが見えてきました!

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スタジアム Parc des Princes の方向を示す看板。奥にはオートゥイユ競馬場が見えます。

正直見た目は綺麗なスタジアムではありませんでした。コンクリートを固めただけのような無機質で味気ない見た目です。ですが、PSGのブルーと赤のロゴを見るとそれだけで興奮してきます!

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スタジアムが見えてきました。

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スタジアム入り口。

手荷物検査を済ませ、入場です。早めに到着したので、まだお客さんがあまり入っていないスタジアムをバックに記念写真。浮かれた観光客丸出しでしたが、そういう人がとても多かったです。フランス人ももちろんいますが、私を含めた外国人がとても多く、みんな買ったばかりのユニフォームやマフラーを付けて記念撮影していました。PSG観戦が観光の一部でアミューズメントパークのようになっていました。

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まだお客さんが少ないうちに最前列まで来てみました。

ビールを飲みながら試合が始まるのを待ちます。そしていよいよ選手が入って来て練習が始まりました!メッシが!エムバペが!ネイマールが!目の前で走ってます!

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スター選手が走ってる!

試合開始

最初にも書いたように、レアル戦で逆転負けを喫したPSGにファンの怒りも高まっていました。スタメン発表時も、特にネイマールとメッシにはスタジアム全体からかなり大きなブーイングが。そして試合中もボールを持つたびに大きなブーイングが浴びせられていました。

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ネイマールがボールを持つたびに大ブーイング!

最下位ボルドー相手にスコア上は3対0と一方的な試合となりましたが、素人の私からみても(素人だから?)見ていてあまり面白くない試合でした。メッシが見たくてわざわざ来たのですが、彼がボールを持つととにかくスピードが落ちる。後半終了間際に惜しいミドルシュートがあったり、ちょっとしたキラーパースもありましたが、あまりチャンスメークができていない印象でした。守備もほとんど走らず・・・ネイマールも、ほぼ毎回ボールロスしているんじゃないかと思うくらい相手に阻まれ、ファウルをされてイライラしているだけ・・・そりゃあブーイング浴びせられるよ。普段PSGの試合を見ていないのでよく分かりませんが、テレビの中だけに存在していた憧れの大スター選手のそんな姿を見て、ちょっと残念で、そしてちょっぴりしんみりした思い出になりました。

とは言ってもスター選手のプレーを生で観戦できて、いい思い出になりました。エムバペもレアルへの移籍話もありますし、パリで見れるのは今年で最後かも。でも莫大な財力を誇るPSGならまた新たなスター選手が来そうですし、その時は今回試合前に買ったメッシのTシャツを着て(超ミーハー)また観戦に行きます!

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PSG観戦記 終わり

フランスラグビー ASMクレルモン 観戦記

先日のオリンピックリヨンのサッカー観戦に引き続き、今回はフランスラグビーTOP14 ASMの試合を見に行って来ました!

試合が行われたクレルモン=フェランまで遠征です。試合前に少しだけ街を散歩。世界遺産にも登録されている火山群に近いことから黒っぽい石を使った建築物が多く、シンボルの大聖堂も黒!特徴のある見た目でとても印象に残ります。

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黒色が特徴的な大聖堂

正直、街はそんなに大きくなく、あまり見るところもない印象でした。ただちょっと遊んでいたらあっという間に試合開始直前に。急いでトラムに乗り、スタジアムへ向かいます。ワクチン証明、荷物検査、チケット確認をして、スタジアムの中へ入ります。

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スタジアム

予め公式サイトで予約していた席は向正面ややポールサイド寄りの指定席。雲ひとつない快晴でとても気持ちよかったのですが、丁度太陽が正面に来てしまい、見づらい・・・

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ASMには日本代表の松島選手が所属していて、実は彼の試合を見るのが今日の目的でした。今日の試合にも先発フル出場!

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先発フル出場の15番松島選手!

先日のオリンピックリヨンのスタジアムに比べるとかなりこじんまりしています。ウィキペディアによると、オリンピックリヨンのスタジアムが5万9千人、ここASMのスタジアムが1万9千人と大きく違います。その分、観客席とピッチの距離がとても近く感じました。一番安い立ち見席はコートの真横。体がぶつかり合う激しい攻防をより近くで見るなら立ち見席もオススメです。(実は今回が初めての観戦ではなく、以前も来たことがあり、その時は立ち見席でした。)

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観客席からもコートが近い。立ち見席はほんとに真横です!

試合はホームASMの一方的な試合展開。13位と低迷する相手チームを寄せ付けず、危なげない試合運びで勝利。ラグビーのルールもよく分かりませんが、トライがたくさん見れて、松島選手のチームが勝って、大満足です。

オリンピックリヨン スタジアム観戦記

フランスサッカー1部のオリンピックリヨン Olympique Lyonnais(OL)の本拠地スタジアムであるGroupama Stadiumに行って来ました。サッカー観戦の前にスタジアムツアーとミュージアムにも行って来ました。

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オリンピックリヨン本拠地Groupama Stadium観戦

 

アクセス

前回チャンピオンズリーグユベントス戦を観戦した時は無料駐車場からシャトルバスを使いました。ただこの無料駐車場が試合開始の2時間半前(21時キックオフの場合は18時半)からしか開かないので、スタジアムツアーには間に合いません。そのため今回はリヨン市内の駐車場に停めて、トラムを使って行きました。地下鉄A線の終点 La soie駅からトラムT7に乗ってスタジアムに行きます。スタジアムはT7の終点でLa soie駅から約10分くらいでしょうか。

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T7の終点がスタジアムの目の前です。

スタジアムツアー

事前にOLの公式サイトで予約をします。予約時にも電話連絡がありましたが、当日朝にも再度集合時間と集合場所の電話連絡がありました。試合開始5時間前に、スタジアム北側にあるOL Storeに入って2階、チケット売り場横が集合場所です。

ツアーは、VIP席とVIPフロアーの見学から始まりました。スタジアムの大きさや収容人数といった概要、オーナーが座る席、そしてオリンピックリヨンの歴史など説明してくれました。

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VIP席。OLのロゴが入ったフカフカな椅子。なんとヒーター搭載!

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VIPフロアー

続いてプレスルーム。記者会見などで目にするところです。みなさん選手や監督の真似をしていました。

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プレスルームで記念写真を撮る見学者

最後はピッチサイドへ。サポーターの歓声が流れる演出付き。選手のように2列に並んで入りました。試合前ということで、控え室(更衣室)の見学はできませんでした。大体1時間半くらいのツアーでした。

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ピッチサイドから見たスタジアム

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ピッチへの入り口

OLミュージアム

スタジアムツアー後にはミュージアムを見学。歴史、所属した選手の情報、歴代ユニフォームやトロフィーなど。大きくないミュージアムで1時間もあれば十分ですが、過去の映像(ゴールシーンは思わず見入ってしまいます)やゲームなどもあって面白かったです。

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ユニフォーム。昔のレトロなデザインもシンプルでカッコイイ。

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トロフィー

スタジアムツアーが試合開始5時間前だったので、試合開始までかなり暇でした・・・夕飯を食べたり、ショップをぶらぶらしたりと時間を潰しました。ようやく試合開始です。

コロナによる人数制限が解除された後最初のホームゲームだったので、サポーターもかなり盛り上がっていました!Niceのクオリティーがだいぶ悪かったのも助けになりましたが、プレスとパス回しがかなり機能していて、リヨンファンには見ていて楽しい試合展開でした(サッカー未経験者なので詳しいことは分かりません・・・)。

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いよいよ試合開始!

試合後

混雑を避けるため、試合終了前(後半35分くらい)に席を立ちました。帰りもトラムに乗ってLa soie駅に向かいます。乗り場は同じスタジアムの北側ですが、臨時トラムとしてLa soie駅かPart-Dieu駅までの直通トラムとして運行しています。写真では分かりませんが、すでに駅には多数のトラムが待機していました。恐らく試合後は混雑するであろう列を抜け、トラムの一番列車に乗りました。前回もそうでしたが、オンラインでチケットを無料で予約できQRコードも送られてきますが、今回も提示を求められることはありませんでした。

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この写真では分かりませんが、多数のトラムが待機していました。

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まだ混雑していない乗り場

初めてのスタジアムツアー、そして久しぶりのサッカー観戦でしたが、とても楽しかったです。チームの調子も上向いて順位も上がってきました。この調子でヨーロッパリーグも勝ち進んでほしいです!

2021年凱旋門賞観戦記 パリロンシャン競馬場

2021年10月3日、パリロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞に行ってきました。前日の土曜日からパリにいましたが、15時くらいから雨が降り始め、そのまま日曜日の昼くらいまで断続的に降り続きました。レース当日日曜日のお昼前には一時的にバケツをひっくり返したような激しい雨と風で台風のような天気に。それでも第一レースが始まる頃には雨もやみ、軽く日が差すまで回復しました。おかげで雨に濡れることなく競馬を観戦することができました。

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芸術家クリストの作品としてラッピングされた凱旋門

パリロンシャン競馬場へのアクセスです。地下鉄1番線のPorte Maillot駅下車、La defence方向の出口を出てすぐに無料シャトルバスの停留所があります。11時半頃にバスに乗りましたが、レース開始時間のだいぶ前だったのでお客さんはほとんどいませんでした。2年前は確か同じくらいの時間でも行列ができていたので、コロナウイルスの影響か、天気のせいか、今年はお客さんが少なかったのかもしれません。

レースまで時間もたっぷりあります。人もいないうちにぶらぶら場内を散歩しました。

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まだ人の少ないメインスタンド

場内には歴代の優勝馬の勝負服をモチーフにした看板が並べられていました。以下の写真はエネイブルのもの。かわいくておしゃれ。

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パドック

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まだほとんどだーれもいない静かなパドック

関係者や予約者専用?かもしれない2階席。誰もいない間に写真だけパシャリ。そしてすぐに退散。

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2階席からの眺め。ここから観戦できたら快適だなぁ。

メインスタンド。最初見たときは金という色と、フランスの他の競馬場と比べて近代的すぎる外観があまり好きではありませんでしたが、だんだんとこれはこれでいいのでは!と思ってきました。

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メインスタンド

レース前、ジョッキー達が馬場の状態を歩いてチェックしていました。小さい子供に頼まれたサインを引き受けているスミヨン騎手。カッコイイ。

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スミヨン騎手

 

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藁で作られた100の文字

さて、場内を散歩してビールを飲んでいるとあっという間に第一レースの時間が近づいてきました。気づけばお客さんも入って、場内は熱気に満ちてきました!

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第一レースパドックの雰囲気。盛り上がってきました!

そしていよいよ記念すべき第100回凱旋門賞パドックです!騎乗するジョッキー達が大歓声で迎えられ、それに続き出走馬もパドックに入ってきました。パドックの私の居た付近で一番盛り上がっていたのはゼッケン1番の馬の応援団(?)。自分たちの前を通過するたびに大きな声を出していました。これには馬を曳く厩務員さんも苦笑い(しているように見えました)。「パドックではお静かに」がルールだと思うのですが・・・でも、今考えればこれがサインだったのかもしれません!

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パドックでのクロノジェネシス

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タルナワとスミヨン騎手

急いでスタンドへ戻ります。出走各馬の本馬場入場です。大きな拍手とともに出走馬が紹介されます。

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凱旋門賞出走馬の行進

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スーパージョッキー武豊騎手とブルーム

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イギリスダービー馬アダイヤー

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最終的には一番人気に推されたハリケーンレーン

これまで何度か現地で凱旋門賞を観戦しましたが、今回はレース前に一番妄想が膨らんだように思います。「日本馬の悲願達成か!武豊騎手の夢が叶うのか!ディープインパクトが果たせなかった夢を娘が叶えるのか!そんな各馬をアダイヤーなど最強の欧州馬が迎え撃つ!」という素晴らしい舞台が揃い、それぞれの予想や期待がインターネットやSNSで多く語られていました。100回というキリのいい年だったからか、私自身も勝手に劇的なクライマックスを妄想しすぎていました。そんな夢から一気に現実に戻ったのは、外から黄色い勝負服がものすごい勢いで伸びてきた最後の直線。私の馬券はもちろん日本の夢も来年以降に持ち越しになった瞬間でした。

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黄色!?誰だ!?買ってないぞ!?

着順関係なく、戻ってくる全馬が大きな拍手で迎えられました。残念な結果になった日本に縁のある馬達ですが、この日までとても楽しませてもらいました。ありがとう!

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密かに期待していたディープボンド。お疲れ様でした。

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ディープインパクトの夢を叶えてくれると期待していたスノーフォール

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日本の期待を背負い頑張ったクロノジェネシス

一気にスーパースターになったトルカータータッソ。・・・ごめんなさい、ノーマーク過ぎて名前もきちんと把握していなかったし、パドックも返し馬も一枚も写真撮っていませんでした・・・そんな失礼をお許しください。おめでとうございます!

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報道陣に囲まれる優勝馬トルカータータッソ

日本馬の悲願達成も凱旋門賞的中というどうでもいい私の小さい小さい夢も叶いませんでしたが、とても楽しい一日でした。夢と興奮をくれた各馬と、忘れることのないビックサプライズをくれたトルカータータッソ(名前覚えたぞ!)に感謝です。

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第100回凱旋門賞 終わり

 

フランス競馬観戦記 カブール競馬場

ドーヴィル競馬観戦の後は、隣町カブールCabourgにある競馬場に行ってきました。

ここはトロット(速足)競馬専用の競馬場です。正面スタンド入り口側に駐車場がありましたが、少し離れた第2コーナー側にある駐車場に止めて、歩いて入り口に向かいました。レースに出走する馬たちを見ながら、競馬場のコースを沿うようにして入り口に向かいます。

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コースを走る馬を見ながら、正面入り口に向かいます。

昨年はコロナウイルスの影響で無観客開催が続きましたが、今年は衛生パスの提示が義務付けられているとはいえ有観客開催。それを祝して今開催は入場料無料でした!早速入場です。

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正面スタンド

先日のドーヴィル競馬場とは違って、日本の地方競馬のような感じがプンプンします。むしろこっちの方が居心地がいい!?スタンドの内部に入ってさらに驚き。倉庫のようにだだっ広いスペースに窓口と馬券発売機が何台かあるだけで、なんの飾り気もありません!

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スタンド内部。だだっ広い倉庫のようなところでした。

地方競馬のような雰囲気なので、味の濃いぃ焼きそばが恋しくなりましたが、残念ながらここはフランス。軽食コーナーに売っているのはアイスとサンドイッチです。それでもこの行列。

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スタンド場内の軽食コーナー。

以前ヴィシー競馬観戦記でも書きましたが、トロットレースは走ってはダメ(失格)。各馬駆け足で走ります。駆け足といっても近くで見ると結構速くなかなか迫力があります。この日は平日でしたが、夏休み中ということもあり、お客さんも結構いました。最後の直線、ゴール前に歓声が上がります!

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駆け足で駆け抜ける馬たち。

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ゴール前の攻防!声援を送る観客!

レースの合間に場内を散歩。こじんまりした競馬場で、特に何があるわけではありません。パドックらしき場所があり、数頭が周回していました。が、ゼッケンは付いていないし、そもそもパドックにしては頭数が少なすぎます。そしてそれを見る観客はほぼゼロ。なんでしょうか?

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パドックらしき場所ですが、ゼッケンもないため何もわかりません。

パドック横には厩舎らしき建物がありました。レースに向かう馬やジョッキーが準備・片づけをしています。関係者以外は入れないエリアですが、みんな格好がとてもラフです。

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厩舎らしきエリア

パドック側にも飲食コーナーがありました。こちらは座って食事ができるようです。よく見ると勝負服姿のジョッキーと思われるおっちゃんも座って食べています!(ちなみに正面スタンド横にはちょっとしたレストランのようなところもありました。)

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パドック側にある飲食コーナー

お馴染み、子供用バルーン遊具と無料のポニー乗馬、その奥に見える白い門が入場口です。

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子供用遊具とポニー乗馬

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観客席からの眺め

日が暮れてきて、場内の照明に明かりが灯り始めました。ますます川崎競馬のナイターを思い出します。

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ライトに照らされたコースで返し馬

トロット競馬は血統も何もわからないので、この日はひたすら誕生日馬券(複勝)を買って楽しみました。ラッキーなことにほとんど毎レース購入した馬が馬券圏内に入ってくれたのでゴール前は興奮!結構楽しめました。

フランスはどこも小洒落た競馬場なのかと思っていましたが、いい意味で期待が裏切られました。雰囲気もお客さんもワイワイ・ガヤガヤの感じで、これはこれで気に入りました。

フランス競馬観戦記 ドーヴィル競馬場(2021年ジャックルマロワ賞)

2021年8月15日、フランスのドーヴィル競馬場で行われたジャックルマロワ賞を現地観戦してきました!

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ドーヴィル競馬場観戦

バカンスの日曜日。ドーヴィル市街の渋滞に巻き込まれながら、ストラスビュルジェ通りに入り口がある競馬場の駐車場へなんとか到着。G1ということもあり、駐車場は入場券と一緒に事前にインターネットで予約をしておきました。入り口で印刷したチケットを見せて入場。第1レースのスタートが約14時のところに12時くらいに到着したので大きな混雑なく入場できましたが、すでに多数のお客さんがいました。

フランスでは、競馬場を含むスポーツイベント、美術館、カフェ、レストランなどでパスサニテール(ワクチン証明もしくは陰性証明)が必要です。入り口でチケットと一緒にこのパスのチェックを全員にするため、入場を待つ人の列がすでに長くなっていました。

注)ちなみに私が到着した時間では当日券の販売もしていました。チケットの値段はインターネットでの事前予約の方が安いようです(事前予約で5€)。

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入場を待つ人、人・・・パスサニテール(ワクチン証明等)が必要です。

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駐車場。まだ第1レーススタート2時間前ですが、結構停まっています。

レース開始からだいぶ早く到着してしまいましたが、子供用遊具やポニーの体験乗馬があり、子供を連れた方でも退屈することなく時間を潰せそうです。場内にある軽食コーナーでフランクフルト2本とポテトのセットを購入。確か7ユーロだったと思います。場内にしては割と良心的な価格という印象。軽食コーナーだけではなくもちろんレストランもありますが、私には敷居が高すぎるのでここでの情報はありません!

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子供用遊具

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スナックコーナー。ビールも買えます!

正面スタンドです。一部の関係者席(もしくは有料席?)を除いて自由席無料です。日本の競馬場のように新聞などで場所取りする人は全くいません。パドックを見て、馬券を買ってからでもレースは座って観戦できました。

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スタンド。1レースまでは時間があるため、まだお客さんも少ないです。

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スタンドからの眺め。直線1600メートルのスタート地点は遥か彼方。

パドックです。リゾート地の競馬場というだけあって、緑が多く、開放的でとても気持ちがいいパドックです。ドリンクを飲みながら椅子に座って予想をするマダムとムッシュー。素敵です。

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パドック

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第二レース。パドックを周回する各馬。

フランスの競馬場はどこもそうですが、スタンドもスタンド内もそんなに大きくありません(東京競馬場が異常なのかも?)。こじんまりとした場内に有人の窓口と、自動券売機が数台あります。どこの競馬場もそうですが、レース発走が近づくととても混雑します。時間に余裕を持って馬券の購入をオススメします!

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パドック側から見た正面スタンド

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場内の様子。有人窓口のほかに、お馴染みの自動馬券発売機があります。

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場内の様子2。こちらにはバーカウンターがあります。

さて、いよいよメインのジャックルマロワ賞のスタートが近づいてきました!あいにく天気はどんよりしてきてしまいましたが、大本命のパレスピアの登場にパドックの雰囲気も(気のせいか)盛り上がってきました!

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パレスピアとデットーリ騎手

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3番 Order of Australia

レースはスタンド席から観戦。直線1600メートルのスタート地点は見えません!スクリーンで状況を見守り、最後のゴール前の激しい攻防は目の前で観戦。結果はパレスピアの歴史的連覇達成となりました。今回は7頭立てと小頭数だったので、状況も把握しやすかったですが、あれ・・6番は買っていない・・・馬券は今日もハズレです。

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ゴール前の激しい攻防!

レースを終えた各馬が引き上げて来る場所へ急いで移動しましたが、既にすごい人でした。大歓声に迎えられ、パレスピアが戻ってきました。お馴染みのデットーリジャンプもちょっと遠かったですが見れました。

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デットーリ騎手のフライングディスマウント!

夏のバカンス、リゾート地、そして国際G1ということで場内はイギリス人など外国人も多く、とてもインターナショナルな雰囲気でした。華やかで優雅な競馬場ということはパリのそれと同じですが、リゾート地ということもあってか、みんな開放的に自由に競馬を楽しんでいる印象でした。カモメの鳴き声を聞き、潮風に吹かれながら競馬を優雅に楽しむ・・・馬券が当たらなくても最高に楽しい一日でした。

フランスで2回目のコロナワクチン(モデルナ)を接種

 日本でもワクチンの接種が進み、副反応に関する情報が色々と出てきました。フランスでは接種が更に進んでいて、私の周りでも多くの人が2回目の接種を終えています。今更レポートを書いても・・・という気がしますが、思い出を残すために記します。

 

 前回の接種と同様、インターネットで予約をして病院へ。前回と同じ病院なので、記録が全て残っているため名前を言うだけで手続きが完了しました。問診を終え、接種、その後15分の待機。待ち時間を入れても30分程度ですぐに終わるました。

 さて、問題の副反応。私が見たレポートでは日本人の約40%が2回目の接種後になんらかの副反応が出るとのことでしたが、私も例に漏れず、副反応が出ました。

接種当日(接種から6時間後)

気のせいかもしれませんが、なんとなく体が熱を持ち始めた印象を受けました。EUROの熱戦をテレビ観戦していたからかもしれませんが。接種部の筋肉痛のような痛みは接種後割とすぐに出ましたが、この痛みは今回はそんなに強くありませんでした。

接種翌日(接種から18時間後)

翌朝、体の節々が痛く、熱も37.5度。インフルエンザの初期症状のような感じです。出勤できないこともないですが、これに備えて在宅ワークを申請していたので、家に残りました。解熱鎮痛剤を飲みましたが、夕方まで熱は少しずつ上がり続け、39度近くまで上がりました。熱は上がりましたが、私の場合そんなにしんどくなく、在宅ワークができる状態でした。

接種翌々日

夜中は暑くなったり、寒くなったり、だるくなったりとあまり気持ちよく眠ることができませんでした。そのせいか、熱は37度くらいまで落ち着いたのですが、若干の吐き気があるようなスッキリしない状態でした。この日は出勤しましたが、特に午前中はスッキリしない感覚でした。午後からは徐々に調子が戻りました。接種から48時間に副反応が見られた、と言う結論です。

 

私の周りもフランス人も副反応が出るか出ないか、本当に人によってまちまちでした。年齢、体格、性別など頭の中で勝手に相関を探していますが、全くわかりません。世界中の超優秀なお医者さん、科学者が研究していることが私のスカスカの頭で分かる訳がありませんが・・・40度近く発熱して寝込んでいた人もいれば、当日夜にビール飲んで消毒したからなんともなかったと冗談を言う人も。ただ接種が進むにつれて副反応の話が身の回りで多くなってきているので、副反応に備えて接種翌日は予定を入れないでおく、と言う人が増えてきている印象です。

 

まだまだCOVIDのニュースは続いていますが、早く元の生活(元に近い生活)が来ることを祈ります。