おうちでビールを醸造する その3 完成編

3月に醸造を開始した手作りビールがついに出来上がりました!

前回の記事では酵母を入れて、発酵が進んでいるところまでを書きました。それから約4週間後に瓶詰め工程がありましたが、ロックダウン真っ只中ということで参加できませんでした。同僚に写真を撮っておいてもらったのでその時の様子も合わせて残します。

 

瓶詰め(作業開始から約4週間)

最初の作業から約4週間経過したところで瓶詰めです。同僚によると、最初は頻繁にボコボコっと泡が出てきたのが、この頃にはかなり落ち着いていたとのこと。瓶詰め自体は単純そうですが、一番頭を悩ませたのは瓶集め。25リットル分の瓶を用意しないといけません。これは作り始めた時からわかっていたので、この日まで少しずつ瓶を集めました。使用する瓶はしっかりと消毒してから使います。

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瓶を消毒して乾燥させます。

ビールは濁った部分を取り除いた後、別の容器に移し替えます。ここで1リットルあたり6グラムの砂糖を投入。熱湯で溶かしたものをビール樽に入れ、そして瓶に詰めていきます。

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完成(作業開始から6週間)

ついに完成です。ロックダウンも終わったので、同僚のお家で(もちろんコロナ対策をして)試食会です。ビールはリビングの机の下に保存されていました。いよいよ出来上がったビールと対面です!

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開栓を待つビール達

色は綺麗な琥珀色です。甘いビールがあまり好きではない私は砂糖の投入量の多さにビビっていましたが、オレンジのような、甘さと苦味がいい具合にマッチしている感じで、お世辞抜きに美味しいです!

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我らの手作りビール!美しい!

改善点は、写真からも見てわかるように、ガス(泡)が少なかったことです。最悪のケースである消毒不足による酵母の死滅も頭をよぎりましたが、おそらく保管温度が低かったのではないかという結論になりました。室温が低かったこと、また瓶を床(タイル)に直置きしておいたことが原因ではないかという推測です。

 

100点満点ではないですが、まさかこんなに美味しいビールが自分で作れるなんて思っていませんでした。コロナの影響で全ての工程に参加することはできませんでしたが、とても貴重な経験になりました。今度は自宅で正真正銘自分だけのビールを作りたいですが、狭いアパートだとスペースの問題もあり、なかなか難しそうです・・・